依存症を断ち切る究極の方法

空き瓶の置いてあるテーブルに顔を埋める男 社会の課題

仕事や人間関係のストレスが溜まって暴飲暴食に走ったり、コロナ禍で外出出来ないストレスからネットショッピングでポチりまくってしまったり・・・

様々な「やめたいのにやめられない」はどうして起こるのか、どうやったら克服出来るのか。克服出来ないまでも上手くつきあっていく方法を私なりに実体験で得たことをお話したいと思います。

やめたいのにやめられないこと

  • ギャンブル
  • アルコール
  • ニコチン(煙草)
  • 薬物(合法・違法)
  • ツライ恋愛・結婚生活
  • 友人関係
  • 食べ過ぎ・飲みすぎ
  • 買い物
  • ブラック企業勤め
  • 占い・スピリチュアルへの傾倒
  • ネット、ゲーム

灰皿いっぱいの煙草の吸殻

本当に様々な種類があって、その一つだけではなく複数が重なった場合もあり、精神的・身体的・経済的に追い詰められる依存症は自分の心や身体を自分自身が犠牲にする行為

心身が破綻してしまうまでハマってしまう人は割合的には少ないのかもしれないけど、多かれ少なかれ何らかの依存に陥ったことがある人は多いのではないかと思います。そういう私もこれまで仕事や恋愛など様々なストレスから若い頃は占いや友達への長電話、今現在もお腹が空いている訳でもないのに無性にお菓子が食べたくなってしまうことがあります。

専門的な知識がある訳ではないので、あくまで私個人の見解として受け取って頂ければと思います。

依存してしまう要因

[状況]

  • ストレス過多
  • 必要かどうかではなく習慣化している
  • 相談する人が周りにいない
  • 誰にも注意されない
  • 冷静な判断が出来なくなっている

[心理]

  • 無くなることに対する恐怖心
  • 損を取り戻したい
  • 上手くいった時のことが忘れられない
  • やめることへの不安感が強い
  • 現実逃避

医学的に依存症とは、脳内に報酬(ごほうび)を求める回路ができあがり、コントロール喪失に陥ってしまい、ほどほどにできなくなる脳の病気と言われています。

脳の治療については専門医にお任せするしかないので、医学的治療が必要になる手前の大多数の人には心へのアプローチで改善する方法があると体験上、私は思っています。

私の体験談

[経緯]

私は20代半ば~30代前半にかけて恋愛や職場の人間関係のストレスから占いやスピリチュアルにハマった経験がある。元々、中学生の頃からスピリチュアル的な不思議な体験をすることがあったため、ごく自然にのめり込んでいったと思う。当時、仲の良かった友達に誘われて「よく当たる」と評判の占い師に観てもらったのが最初のきっかけでした。

しばらくは楽しんで観てもらっていた記憶が途中からは「当たらなかった」ことに納得がいかなくなって「当たる」占い師を探して占いジプシーになっていったのでした。

ある日雑誌に電話占いというものを見つけて利用してみたところ、それまでこだわっていた当たる当たらないだけではなく、自宅にいる状況もあってか話をするだけで安心できたことから何か不安なことがあるとすぐに相談するようになり、次第に自分で判断することを放棄してしまいどんどん精神的に不安定になっていったのです。

 

[意外な展開]

タロットカード

実はこの話には私が占いにハマったということ以外に思いがけない出来事が起こりました。

それは自分自身が会社勤めの傍ら、占い師として働くことになるという意外な展開になったということです。

占ってもらった多くの占い師さんに「あなたは占い師に向いてる」「霊感がある」と言われたこともキッカケにはなりましたが、昔から趣味でタロットカードをやっていて家族や友人を占っていた時によく当たると言われてお願いされることが多かったことや心霊体験など不思議な体験をすることもあったため、思いの外すんなり採用されて事務所内で待機して電話占いをするという形での研修期間後は自宅で電話占いの副業を始めることになったのです。

それまで占ってもらった占い師さんのアドバイスや言葉に何度も助けてもらったことも沢山あったからこそ、自分もやってみたいと思ったというのももちろんありました。

結果的に占い師になったことで占いとの適切なつきあい方を身に付けることが出来た私は占い依存から抜け出すことが出来た訳ですが、占いにハマったことで自分が占い師になるという思いもよらない経験をすることになったのでした。

 

[占い師を辞めた理由]

結局、会社勤めの傍ら副業としての占い師は1年程続けて、それなりに顧客も増えて収入も上がってきていた私が占い師の仕事を辞めた理由は二つあります。

一つは仕事から帰宅後、毎日ではなかったのですが4時間ほど待機して占いをすることに体力的に疲れてしまったこと。

もう一つは始めてしばらく経った頃から、本業の仕事中や帰り道などに電話鑑定なので直接会ったことのないお客さんの顔が頭の中に昔のフィルム映画の映像のように浮かんで「あ、今日あのお客さんからかかってくる」と事前に分かるようになりプレッシャーを感じるようになったことやお客さんからの念のようなもので体調不良になることもあり、まだ若かった私は精神的に辛くなってしまったこと。

プロフィールにも書きましたが「スピリチュアルと現実のバランス」を大事にしているのはそういった経験で強く実感したからなのです。

後になって思えば私が占いにハマって精神的に不安定になってしまった原因は、占いという人生にとって有意義なツールを上手く使いこなせなかっただけだったんだと気づくことが出来ます。お酒も煙草もゲームも占いも…適切につきあうことが出来れば、日々の生活を彩ってくれるものに違いありません。

依存を断ち切る究極の方法

単刀直入に一言で言うと…

飽きるまでとことんやってみればいい!

それしかないと認めて開き直ればいいんです。

私は占いに飽きてやめた訳ではありませんでしたが、自分がやりたいと思ってることはある程度もう十分にやったと思うまでやってみなければ人はそうそう簡単にはやめられません。こう言うと元も子もないと言われるかも知れないですが、人間そんなもんです。

ジム通いを三日坊主にしない魔法の言葉という記事でも書きましたが、やめたいけどやめられないという罪悪感を生む心理状態が負のスパイラルに陥る大きな要因なのです。ほんの少しだけ発想を切り替えてみましょう。

「やめなきゃいけないと強く思えば思うほどやめられない」のが人間なんだと、先ずそれを受け入れることが依存症克服への第一歩なのです。

飽きるまで、もういいやって思えるまでとことんやってみればいいと思うんですよ。やめられない自分を受け入れてあげて焦らず気長につきあっていきましょう。

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