誰もが普段の生活の中で感じている「違和感」の正体って何だと思いますか？
違和感といってもほとんどの人が気づくような明らかにおかしいと思えることから日常生活の中で気づかず流されていくほんの些細なものまで状況によって種類は様々です。やたらと神経質になる必要はありませんが、自分の心に敏感になって自らの魂からのサインに気づくことはとても大事なことなのです。
毎日の生活の中で感じる違和感を見ないフリ感じないフリし続けていると本当の自分が分からなくなってしまうんです。どういうことか簡単に言うと「感じてることを気づかないフリ」をするということは「自分の魂の声にフタをする」ということと何ら変わりないのです。そんな大袈裟なことを、と感じる人もいるかも知れませんが、是非知って頂きたいと思います。
自分の心にフタをして生きている可能性があなたにはありませんか？
そんなことをする必要がありますか？
あなたの人生は自分の心のままに選択すべきではないですか？
違和感の種類
まず初めに普段からなんとなく感じる違和感に気づかないフリをしてしまいがちな人に、いくつか例を挙げてみるので該当するものをチェックしてみてください。
［人に対する違和感］
- 特定の人に会った後に疲れを感じることが多い
- なんとなく自分が損しているような気になる
- 楽しい話題でもその人と話した後はなぜかネガティブな気持になることが多い
- 日常的に言葉と行動が違う人へのモヤモヤ感がある
- 会って話している感じと電話やSNSで話す感じが大きく異なる
- 自分の前と他の人の前では言動が違う
- 親しくないうちからやたらと距離を詰めてくる人
- つきあい初めから高価なプレゼントをしてくる相手
［物に対する違和感］
- 部屋に合っていないように感じている家具
- 気に入って購入したのに数回しか着なかった服
- デザインで選んだ履き心地が良くない靴
- ホームページと問い合わせの電話対応に差がある施設や店
- 使い勝手が悪い家事グッズや不揃いな食器
- 掃除の度の出し入れが面倒なキャニスター式掃除機
- 年齢とともに似合わなくなったアクセサリーや洋服
- 生活スタイルの変化で使わなくなった物
［その他の違和感］
- 決まっていた予定をなんとなく変更したくなる
- 当日になって急に気がすすまなくなるお誘い
- ホテルや転居先探しの時、部屋に入ったとたんに感じる寒気や薄暗さや臭い
- 夜遅い帰り道、ふと今日は普段と違う道で帰った方がいいと感じる瞬間
- 何度も電話かけても連絡がとれない時
- 予約や閲覧などの際にパソコンやスマホが何度もフリーズする
- なんとなく参拝するのをやめておこうと感じる神社仏閣
違和感はストレス
人や物に対する違和感については皆さんもお気づきだと思いますが、その人や物から徹底的に離れた方がいいというサインにほかなりません。あなたが感じている「違和感」とは「ストレス」そのものなのです。そしてあなた自身の魂からのサインでもあるのです。
ほんの僅かなストレスであっても掃除の行き届いていない水回りの水垢のように蓄積した汚れはちょっとやそっとのメンテナンスでは落とし切れなくなっていきます。今気づいたら一日でも早く手放して魂からのサインに気づくことが重要なのです。
違和感に気づいたらやること
［物への対処法］
物の場合はそれがどんなに高価なものであっても新品であっても一刻も早く手放す決断をしましょう。
ゴミとして廃棄する他にも今はネットオークションやメルカリなど、個人が利用しやすいサイトが沢山あるのでブランド物や高価なものはそれなりの値段で売れますし、ブランド物でなくても写真の撮り方次第である程度の値段で売れる場合があります。また個人情報が気になるスマホやパソコン、着物や毛皮などは専門の買い取り業者に査定を依頼するのもおすすめです。
例）長年使っていないけど捨てられない物（捨てるきっかけを無くした物）
- 初めて買った真珠のネックレス
- 子供の入学式等で使った靴やバッグ
- 通販で購入して数回しか使わなかった物（美顔器、ダイエットグッズ、健康器具等）
- 親から譲り受けた着ることのない着物や毛皮
- 古いスマホやパソコン
家具や家電など大きなものは梱包に手間がかかりすぎたり送料が高くつく場合が多いため、リサイクルショップ等へ持ち込んだり引き取りに来てもらう方がいいでしょう。
特殊ソフトによる完全データ消去【スマホ売るなら リサイクルネット】
【全国対応】出張・宅配買取 ブランド品買取専門 【古着com】
すっきり手放したら、次に購入する際は本当に気に入った物だけを慎重に選ぶことも大切ですね。
［人への対処法］
人の場合はどうしても職場や様々なコミュニティで接しなければならない人物なら出来るだけ接点を最小限に留めることが重要になります。
あなたが違和感を覚える相手というのは、私の経験上、多くの場合あなただけが違和感を抱いているという訳ではないのだということです。そういう種類の人間は基本的に相手が誰であっても同じ思惑（態度）で対応していて、それを受け入れてくれる（と感じる）人に対して自分の負（マイナス）のエネルギーを吐き出しているのです。
その代わりにあなたから正（プラス）のエネルギーを吸い取って本人はどんどん元気になっていくのです。その仕組みを本人が意図的にやっているという場合もあれば無意識の場合もあり、そういう類いの人間のことを「エナジーバンパイア（もしくはエネルギーバンパイア）」と呼ぶんだそうです。
特定の人と話したり会った後、なぜかいつも疲労感があったり気持ちが落ち込むような気がする場合は間違いなくその相手は「エナジーバンパイア」なので、話をするだけの時でも出来る限りこちらの感情を入れないことがポイントになります。可能な限り関わらないようにして距離をとっていくのが得策です。
違和感の取り扱い（２つの事例）
［会社選びの後日談］
就職活動でほぼ同時に２社から内定をもらい判断に迷ってしまった時、面接当日は緊張でまったく余裕がなかった私でしたが内定受諾の返事を少し延ばしてもらいたい旨の電話をした時に感じた一方の会社の担当者の応対に（いずれも丁寧な対応をして頂いたのですが）言葉では説明できない程度のなんとなく違和感を覚えてしまい、もう一方の会社に期限ギリギリのタイミングで入社することを決めたのでした。
それから１年足らずのうちに起きたのが日本のみならず世界中を震撼させたあの地下鉄サリン事件です。仕事中だったため先輩社員たちが騒いでいる様子から何か凄いことが起きているのだと解りましたが、詳しい内容を知ったのは帰宅してからでした。
内定を断ったもう一社に就職していたなら、ちょうどサリンが撒かれた時間帯にあの地下鉄に乗って通勤していたはずだったと分かった時はテレビのニュースを観ながら震えが止まりませんでした。
［初対面から親し気な先輩社員］
転職した先で出会った10歳位年上の他部署の女性社員がたまにうちの部署に来ては「いっしょにお昼食べましょう」と誘ってくることがありました。その人はなぜか入社間もない私だけを誘ってくるのです。部署も年齢も違う私をなんでお昼に誘うんだろう？と思いましたが、断るのも悪い気がしてたまのお昼くらいならまぁいいかとつきあうことにしました。
しばらく経った頃、同じ部署の女性社員からその人が私の悪い噂を流してるらしいと聞いたのです。お昼を食べながら話した内容が原形を留めない形で話されていたようで本当にビックリしたのですが、教えてくれた同じ部署の同僚がおかしいと気づいて他の人にも伝えてくれたことで少し時間はかかりましたが事なきを得ました。
勿論例外もゼロではありませんが、最初に感じた違和感を放置してはいけないとつくづく思い知らされた出来事でした。確かに一緒に食べてる間も自分の話はほとんどせず、私のプライベートやうちの部署の話を聞きたがることに違和感を覚えていましたが、年上の大先輩に失礼なことも出来ないと思って気づかないフリをしていたのです。
その経験から私は相手が誰であろうと自分の中で違和感を覚えたらそれに素直に従い「相手に悪い」とか「傷つけてしまうかも」とか自己満足のヘンなやさしさを向けなくていいんだと思うことにしました。
違和感を味方につける
「違和感」とは「ストレス」であり「魂からのサイン」だと先に言いました。
自分にとってそれ以上関わってはいけない良くないエネルギーを排除した方がいいですよと、人や物・時には目に見えないものから発せられている有り難い贈り物なのです。そしてそれを本当は誰でも敏感に感じているのです。電話やメールでは表情や仕草は目に見えないけれど、みなさんは普通に人の良い感情も悪い感情も確かに受け取っているはずです。
他人から悪い感情を受けたら一時的に嫌な気持ちになったりモヤモヤするだけでなく、自分が持っている大事なエネルギーを無駄に消費させられてしまっているのです。
エネルギーをどんどん消費させられたらどうなりますか？ いざチャンスが巡って来た時にエネルギー不足で思うようにパフォーマンスが出来なかったり、酷い場合は身体に不調をきたすこともあるのです。
特に相手の気持ちを考えすぎたり心がやさしい繊細な人ほど他人から受けた違和感を気づかないフリしてしまいます。そして、それがクセになってしまっている人も少なからずいるのではないでしょうか。過去に私がそうであったので、特にそういう人に対して強くお伝えしたいのです。
心穏やかに本来の自分で人生を楽しく生きるために、こんなに大事なアイテムを自ら放棄する必要はありません。
