洗脳されている人はそれに気づかない
優秀な若者たちを洗脳して世界中に衝撃を与えたテロ事件を起こした宗教団体やママ友へのマインドコントロールで子供の命を奪った胸が痛くなる事件など、当事者以外の周りから見ると明らかにおかしいと思う状態になぜ気がつかないのか不思議に思っているあなたにお聞きします。あなたは自分が他者から洗脳されているかも知れないと思ったことはありませんか?
子供の頃に親や祖父母、学校の先生から「将来は〇〇〇な人になってほしい」という期待を受けて育ち、大人になってからも政府やマスコミの望む人間になるよう…そうやって誰もが他者の意図する人物像に近づくように知らないうちに長い時間をかけてマインドコントロールされ、洗脳のシャワーを浴びて生きている私たちが本当の自分として生きるために気づくべきことは何なのでしょうか?!
実はこんなコトも洗脳です
[男らしさ女らしさの定義]
- 男は強くあるべき
- 男が家族を養うのが当たり前
- 女は控えめにふるまうべき
- 家事をするのは女の役目
[メディアによる情報コントロール]
- 政府がコントロールしやすい人間を作るための広報活動
- 国や支配層にとって都合が悪いことは伝えない
- ニュース番組やその他媒体への言論統制など
[組織を守るための暗黙のルール]
- 自己犠牲をして他者や組織への責任を負うことを良しとする風潮
- 内部告発者が裏切者という汚名を着せられる実情
- 政治家の秘書や立場の弱い部下の切り捨て行為
[人と同じであることが善だという無言の圧力]
- 就活生の服装
- 作業効率を考えられていない職場の服装規定
- あらゆるコミュニティにおける同調圧力
[従順な人間を育てる教育]
- 親のしつけや学校の先生の教えに従うように育てられる
- 出る杭は打たれる日本社会の風潮
- 同じ制服や学習内容など画一化された義務教育
洗脳とは無縁だと思っているあなたへ
某国の反日教育や国外からの情報を遮断したりフェイクニュースで国民をコントロールする国家の支配体制など、外側の世界から見ればテンプレートのような洗脳については誰にでも分かりやすいと思います。
しかし、仮に自分が生まれてからずっとその中で生活していると考えた場合、それでも自分は国家や体制を疑うことが出来るのかとふと不安を覚えた人はいないでしょうか。日本で生まれて育った自分が洗脳されているかも知れないなどと考えたことがない人がほとんどかも知れません。
でも本当にそうなのでしょうか?
前述のような極端な国家体制ではないにしろ、私たちが受けてきた学校教育や社会における暗黙のルール、日々メディアから繰り返し流される膨大な情報が私たちの人格形成に多大な影響を及ぼしているということについては紛れもない事実なのです。
たとえ民主主義国家に生まれた人間であっても親や学校や国やマスコミによって形作られた本来持って生まれた自分とは異なる自分にあなたはなっていないと言い切れますか?
洗脳されてる度チェック
✓ 情報源はテレビのニュースがほとんどだ
✓ 親がすすめた職業に就いている
✓ 社会的評価を基準に選択することが多い
✓ やりたいことよりやるべきことを優先している
✓ 自己犠牲がクセになってしまっている
✓ シロかクロかどちらか偏った意見になりがちだ
✓ 責任感が強いと言われることが多い
✓ 何事にも疑問を持たない方だ
✓ 周りから期待されることに強い喜びを感じる
(当てはまる数が多いほど洗脳度が高い)
自問自答してほしい6つのこと
前項のチェック項目を読んだ後も「自分が洗脳されているはずがない」と思っているあなたに自分に問いかけてみてもらいたい6つの質問は次の通りです。
- あなたの本当の望みは何ですか?
- 何故それを叶えたいのですか?
- その望みを叶えた自分が幸せになっているイメージが出来ますか?
- 役割や責任を果たすことが目的になっていませんか?
- あなたは自分なりの価値観や基準を持っていますか?
- あなたは自分の心を最優先に出来ていますか?
自己犠牲に気づいた出来事
学生の頃から相談を受けることが多かった私は社会人になって年齢とともに一人当たりに費やす時間が長くなっていきました。年齢を重ねるにつれて組織の立場上、やらなければいけないと使命感のようなものを感じていたんだとその時は思っていました。途中からは勤務時間外や休日にも時間を割かなければいけない状況になっても自分がやらなければ組織が上手くまわらない、上手くいかせるために大事な仕事なんだと…。
しかし、いくら時間を費やしても次から次に問題は起きてくる。相談相手はこちらが時間外でも休日でも対応してくれるのが当たり前だと思うようになってきて、自分のスケジュールや体調管理が難しくなってしまいました。
相談してくる人の問題を解決してあげたい気持ちが真ん中にあったのは間違いないのですが、後から考えると立場上やるのが当たり前、やってもらいたいという周りの空気を敏感に感じ取って自分を犠牲にしていることに全く気づいていなかったんです。自己犠牲をして人助けをしたつもりになっていたのかも知れない、これまでずっと空気を読んできたのは他者の意図することを自分がやらなければいけないことなんだと長い時間をかけて植え付けられたものだったんだとハッと気づいたんです。
もちろん組織や集団の中で立場上やらなければいけないことや負わなければならない責任はありますが、それに囚われすぎないこと自分のキャパを超えてまでやらないことが本当に大事だと痛感した出来事でした。
洗脳を解くと叶うこと
本来の自分ではない何者かから望まれた自分を本当の自分だと思い込んで生きる人生は余りにもったいないと思いませんか? 自分では気づかないうちに自分の中に深く浸透してしまっている思考(思いグセ)に支配されてはいませんか?
本来の自分以外の何かによって形成された自分もどきに気づくことが「本当の自分で生きる」ための第一歩です。情報過多の現代においてひとつひとつの真偽を見極めることはどんどん難しくなってきていますが、極端にどちらかに偏ることなく自分の心が感じていることを最優先にすることがベストな選択だと確信しています。
日常に潜んでいる沢山の洗脳に対して恐れる必要はありません。自分の選択や世論に対して常に疑問を持つすこしの余裕を持ちましょう。
「自分を疑い、自分を信じる」
せっかく自分に生まれて来たんだから誰かの望んだ自分ではなく、他の何者でもない純度100%の自分と繋がって自分のための人生を全うしていきたいですね。